眉毛を上げる動作は、単純に目を開けるのを助けるだけではなく、交感神経を刺激するスイッチの役割を果たしていると考えられています。眠くなったとき、人は眉毛を盛んに持ち上げて、眠けを覚まそうとしますがこれは無意識に、交感神経を刺激して、目を覚まそうとしているのです。交感神経は、いわば敵と戦うときに興奮させる神経で、この神経が刺激され続けると、目や目の乾燥、頭痛、肩こり、便秘、脈拍の増加、不眠、脱力感、躁うつ状態などをもたらし、体が常に非常事態の状態におかれるため、神経的にとても疲れやすくなります。一方、交感神経の緊張がゆるむと自律神経が活発になり、リラックスした状態になります。もう一つの開題として、まぶたは2枚の筋肉によって開いていますが、そのうちの中心的な役割の眼瞼挙筋という筋肉がはずれたりゆるんだりすると、その筋肉の裏にある、ミューラー筋という筋肉に負担がかかります。ミューラー筋は人をにらみつけたり、天井を見上げるときに目を見開いたりする筋肉で、この筋肉に負担をかけることも交感神経を刺激するスイッチとなっています。このため、ふつうに目を開けているときでも天井をみているときと同じ筋肉が働くので、目の奥が痛くなったり、頭痛が出やすくなったりします。
トレーニング大好きタイプ加圧トレーニング「加圧トレーニング」のミラクル今注目の、画期的なエクササイズ、加圧トレーニング。これは加圧ベルトを腕と足のつけ根に巻き、適切な圧力をかけることで血流を制限しながら行う、世界初のトレーニング方法です。運動内容は、スクワット、ストレッチ、腹筋といった、従来通りのメニューでOK。女優の杉本彩さんも、このエクササイズにトライすること2週間で、胸はツンと上を向き、ウエストはシェイプされ、もともと美しかったカラダが、さらに劇的に変わったとか。カラダにかける負荷強度が極めて低いことから、骨折や関節炎などのリハビリテーションとしても採用されているので、体力に自信がない人でも心配なくはじめられます。この「加圧トレーニング」で、なぜカラダが変わるのかというと、そのポイントは、「成長ホルモン」にあります。成長ホルモンは、その名の通り、カラダの成長をうながすはたらきを持つ、体脂肪を燃やして筋肉を作っていくのに欠かせないホルモンです。また、若返りのホルモンでもあり、アンチエイジングの目的で、注射による投与を行うクリニックも増えてきているそうです。このホルモンは、運動後や睡眠中をメインに分泌されますが、残念ながらその全体量は思春期以降、加齢とともに減少の一途をたどってしまうため、ある年齢にくると、太りやすくなったり、小じわが増えたりするわけですね。ところが、最新の研究で、腕・太ももに圧力をかけて行う、加圧トレーニングを行うと、一般的な運動をするよりもずっと多くの成長ホルモンを分泌する効果が認められたのだそうです。自宅トレーニングビデオなどもあります。思い立ったら、ぜひトライしてみませんか。
肺炎をおこす原因の一つである肺炎球菌も、その四十%が抗生物質の効かない耐性菌になっているという。黄色ブドウ球菌は誰の鼻や口の中にもいる身近な菌だ。黄色ブドウ球菌の一種で抗生物質に耐性をもったものが院内感染で話題となったMRSAだ。このように、以前は抗生物質の投与で簡単に完治した感染症が薬剤耐性菌に変化して発症し、完治するのが難しいのが現状だ。この傾向は、これからも続くと考えられ、過去の病気が復活する可能性は十分にある。一九九六年には、病原性大腸菌O−157中毒が集団発生し注目をあびたが、O−157以外にも怖い感染症を引き起こす細菌は依然として多い。とくに食中毒を引き起こす菌は多く、抗生物質の投与で全て解決するわけではない。代表的なものでも病原性大腸菌のほかに、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、ヘリコバクターなどがあげられる。これらの細菌も、菌としての種類や型の変化が多く、抗生物質は万能ではない。また、感染力が強いものもあるので、感染症というよりも伝染病的な面もある。海外に目を向けると、熱帯、亜熱帯の地域を中心に新型コレラが流行している。現在の日本は、大量の食品を輸入したり、海外旅行が一般化しているために、決して「対岸の火事」では済まされない問題だ。現に日本人感染者も増えている。食中毒を含めた感染症は、決して征服されたわけではないのだ。